ICANN News


News

2009/10/09
新gTLDのApplicant Guidebook version3 公開

新gTLD申請プロセス用の最新版Applicant Guidebookのドラフトが公開されました。この新gTLDはインターネット上のドメインネームシステムにIDNトップレベルドメインや一般向けのトップレベルドメインの導入をすることで選択肢が広がり、利用者の増加が見込まれています。

過去3ヶ月にわたり、ニューヨーク、シドニー、ロンドン、香港、アブダビなどの世界中で協議会が開催され、技術、知的財産、悪意ある行為の可能性やその他の問題に関し議論がなされました。また、新gTLD申請予定者のコミュニティメンバーも、積極的に協議会に参加し広く協力をしました。

今回のApplicant Guidebookには多くの変更がされています。ICANNのCOOであるDoug Brent氏によると、「Applicant Guidebookのドラフト第3版は、これまでに残されていた課題を解決するため、ICANNコミュニティメンバーが多くの時間と労力を費やして作成しました。そして、第3版ではこれまでのパブリックコメントが及ぼした影響を説明する資料も同時にリリースされています。」パブリックコメントによって変更された部分は50箇所以上あり、それらはGuidebookの「Redline」版で示されています。

この新しいGuidebookに含まれる内容は特定の商標保護に加え、

  • ・高いセキュリティーゾーンを作成するという提案および悪意ある行為の可能性を防ぐ処置を行う
  • ・DNSSEC配備や、ワイルドカードの使用禁止を含むセキュリティ対策の強化を行う
  • ・登録者保護のために、レジストリ運営能力を担保するPre-Delegation(事前の委託)テストを行うことで、レジストリ運営を確実に行う
  • ・Post-delegation (事後の委託)の手順により契約時の自社ブランド名トップレベルドメインの保護を行う

以前のドラフト版と同様、今回のドラフト版もパブリックコメントを受け付けています。このドラフトは、10月25日~30日にソウルで開催されるICANN会議に向けて公開されました。このICANN会議でいくつかのガイドブックに関する議論をし、問題の解決を目指すとのことです。

ソウル会議での詳しいイベント情報はこちら
Applicant Guidebook version3の詳細はこちら

ページトップへ戻る