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2012/09/24
統一早急停止(Uniform Rapid Suspension/URS)に関するオンラインセミナー

ICANNは、トロントICANN会合での議論に関する情報提供およびURS systemUniform Rapid Suspension system/統一早急停止システム)の発展を継続する目的で、2012104(00:00/日本時間)にオンラインセミナーを開催します。URSは、新gTLDプログラムにおいて重要な新しい権利保護の仕組みで、低価格で非常に明確な侵害の場合における商標権保有者への迅速な救済を提供し、既存のUDRPUniform Domain Name Dispute Resolution Policy/統一ドメイン名紛争処理方針)を補足する目的です。 

オンラインセミナーは、関心のある参加者へオープンとなります。本オンラインセミナーは、URS実施における一連の協議計画の一部です。UDRP機関やその他からの早期意見では、記載されているURS手続の費用は目標額を超える可能性があり、コミュニティから更なる意見や議論を駆り立てるだろう、と述べています。 

プラハでの第44ICANN会合中、コミュニティの利害関係者はURSの会合に参加しました。参加者は、一連の過程で組み込まれる登録者の保護を維持しながら、目標である効率的で低価格を満たす助力となる可能性のあるURSへの適用について議論を行いました。参加者からの提案には下記が含まれていました。 

   実質的な再検討(Review)を制限する。例:登録者から回答がない場合には、審査員による実質的な再検討を要することなくケースの取扱者(case handler)により決定がなされる。

   URSケースの範囲を制限する。例:検証費用を除去するため、商標情報センターに登録されている商標に関連する申立のみを許可する。

   ICANNによる費用の補助。現在の過程を維持するが、URSの費用を低価格にするためICANNがサービス提供者へ補助を行い、18ヵ月後にURSの再検討を行う。

   ボランティアまたは無料の援助を依頼する。

   自動化または簡易化。ウェブインターフェースやE-メールを可能な場合において使用。敗者の支払いに関連する管理上の負担および複数のコミュニケーションチャンネル(communication channel/伝達経路)や上訴の要件を除去。 

今回のオンラインセミナーでは、これらの案を可能性のある実施に向けての展開に取り組んでいく予定です。トロントでのICANN会合中の会合も、今回の作業を進展させるために計画されています。詳細は、会合ページをご参照ください。 

参加のご連絡は、E-メールにて[email protected]まで。関心はあるが参加不可の方々には、会合後に記録が掲載される予定です。

 

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