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2012/01/12
新gTLDに関するアップデート(申請書受付開始および最新版申請ガイドブック公開、 承認された申請者への財政面のサポート)について

ICANNは7年間の準備期間を経て、New Generic Top-Level Domain(新gTLD)プログラムの申請受付を開始いたしました。

今後は、これまでの.com, .net, .org などの 19 のgTLDに加えて自由な文字列を様々な言語(キリル文字、中国語、アラビア語などの非ラテン語)で新gTLDを申請することが可能となります。

申請者は申請ガイドブックに記載されている、50の設問に関して回答を行うことで申請書を作成することができます。また、申請書はTAS(TLD Application System)を通してICANNへ提出することになります。TASに関する情報はICANNの新gTLDウェブサイトにてご確認ください。

○スケジュール
・1月12日: 申請受付開始
・3月29日: TAS登録受付終了
・4月12日: 申請受付終了
 
申請開始に併せて申請ガイドブックの最新版が公開されました。最新版では、以前、公開された旧版の内容に関する詳しい説明が追記されています。主な変更点はバッチ、取引審査、申請サポートプログラム、レジストリの継続運用、GAC(政府諮問委員会)からのアドバイス、レジストリ運用規範に関する点となっています。これらの追加情報や過去の質疑応答の内容は、プログラムの「Supplemental Notes」にて確認できます。この情報は、新たな必要条件または基準を導入することを目的とするものではありません。申請ガイドブックと「Supplemental Notes」はICANNの新gTLDウェブサイトにあります。

また、申請に関するサポートプログラムも更新されています。ICANNにて承認された申請者に限り、財政面に関するサポートが受けられます。このプログラムを通じて、申請者(特に開発途上国からの申請)は、申請費用の減額、現物支給、または公共奉仕サービス等の財政面のサポートを受けることができます。財政面のサポートプログラムの原則により、ICANNより承認された申請者のみ、申請に必要となる費用の185,000米ドルを47,000米ドルへ減額する事ができます。申請費用の減額はICANN理事会によって2,000,000米ドルが財政面のサポートプログラムに割り当てられたため可能となりました。また、この財政面のサポートは、他の団体からの寄付金を受け入れるための母体となります。
このように、ICANNはパブリックコメントに応じることで、プログラムの草案の中に、申請費用の払い戻しの追加や、ブランドTLDの申請の可能性を高めるプログラムとなり、公的関心に応える機会を広げるために、アップデートされてまいりました。これらに関する詳細はICANNの新gTLDウェブサイトにてご確認ください。

ICANNは新gTLDプログラム申請者またはオブザーバーに関わらず、新gTLDに関する正式文書、最新情報および関連情報の確認のためにICANNのウェブサイト参照する事を推奨しています。新gTLDに関する情報は、 http://newgtlds.icann.org より確認することが可能です。
 

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