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2011/05/31
新gTLD申請ガイドブック(Applicant Guidebook)最新版公開

日本時間の5月31日に新gTLDガイドブックの最新版が予定通り公開されました。

6月20日にシンガポールで開催されるICANN理事会で新gTLDプログラム承認について審議される予定です。

当社スタッフもICANNシンガポールミーティングに参加します。新たな更新情報がありましたら、当社WEBサイトに反映いたします。


今回のガイドブックに関して追記が確定された大きな項目に関しては下記の通りです。

◆新gTLD申請ガイドブック原文
http://icann.org/en/topics/new-gtlds/rfp-clean-30may11-en.pdf

(1) GAC Early Warningに関する説明の追加
申請者が新gTLDの申請を行い、その申請に対するパブリックコメント募集の期間中に、ICANNの政府諮問機関であるGACが、各国の法を侵害するような申請に対して事前の警告を行うことがあります。ただしこの警告については通常の異議申立としては扱われず、この時点で申請がICANNから取り下げられることはありません。

この警告を受けた申請者は、「申請を取り止める」「申請を継続する」かを選択することができ、申請を継続する場合には該当する国のGAC担当者から問題解決のためのミーティングを請求されることがあります。更に、この警告に基づいて異議申し立ての手続きを行われる可能性があります。

(2) 申請50項目の内容変更
テクニカル・運用に関する質問(外部)
  24. SRSパフォーマンス
  25. EPP
  26. Whois
  27. 登録ライフサイクル
  28. 侵害行為の軽減策と対応策
  29. 商標保護の仕組み
  30(a) セキュリティ
テクニカル・運用に関する質問(内部)
  30(b) セキュリティ
  31. 技術情報概要
  32. アーキテクチャ
  33. データベース機能
  34. 地理的多様性
  35. DNSサービスコンプライアンス

(3) 申請費用のリファンドに関する説明の追加
申請費用の返金
GAC Early Warningから21日以内 80%(148,000USD)
申請から初期審査の結果発表まで 70%(130,000USD)
初期審査の結果発表後 35%(65,000USD)
異議申し立てに対する紛争処理、追加審査、競合解決処理後 20%(37,000USD)
レジストリ契約締結後 なし

また、今回発表されたガイドブックにはパブリックコメントの募集がなく、今後何か変更の必要がある場合はICANNのWebサイトで告知をして変更を加えると追記されました。3月のサンフランシスコでの発表通り、6月20日にシンガポールで開催されるICANN理事会で新gTLDプログラム承認について審議すると明記されています。

 

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